天気予報にあわせて切り替え、ドコモがグリーン基地局の電力制御実験


by admin ~ 5月 27th, 2016. Filed under: 未分類.

NTTドコモは、“グリーン基地局”の稼働用電力を天気予報にあわせて切り替える技術を開発、実証実験に成功したと発表しました。グリーン基地局は、太陽光発電など環境負荷が少ない電力で稼働するドコモの基地局です。東日本大震災のあと、電力会社からの電力供給がストップしても稼働できるよう開発されました。2014年度までに全国で商用のグリーン基地局が11局設置されていて、2015年度末(2016年3月末)までには、新たに33の商用グリーン基地局が設置されるとのことです。グリーン基地局にはバッテリー(リチウムイオン電池)が用意されていて、停電時の活用と、ソーラー発電の充放電用と、2つの用途で構成されています。今回の実験では、当日18時の段階で、翌日の天気予報をもとにソーラー発電量を推計しました。もし晴れであれば停電時のバッテリー容量(バックアップ容量)は40%にするとのことです。曇なら60%、雨なら80%というように、天気が悪くなればバッテリー容量を増やしていきます。この機能は「日照制御モード」と呼ばれ、2015年12月4日~2016年1月3日まで実験した。これにより、従来と比べて、商用電力の利用を10%削減しているのです。ドコモでは、2020年までに、現在の10倍となる2000kWの発電を目指してグリーン基地局の導入を進めていくとのことです。

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